Cult News No.28

ものみの塔日本支部代表、事故死
エホバの証人の離婚裁判、夫に軍配
悔い改めが進む『東京キリストの教会』

 

■ ものみの塔日本支部代表、事故死
 未確認の情報ですが、ものみの塔日本支部代表であった織田正太郎氏が転落事故で死亡した模様です。話によると、五月の連休の時に、カメラが趣味だった織田氏は、脚立を使っての花の写 真撮影をしていましたが、何かの拍子で落ちて、頭を強打したとのことです。後継者として誰が選ばれるかについては、まだ不明です。織田氏は、4年間にわたって、大野キリスト教会の中澤啓介牧師より8通 の書簡、及び質問状を受け取っておきながら、一度も返事をしていない人物として、名を知られています(詳細は『拝啓 織田正太郎殿』に書かれている)。

■ エホバの証人の離婚裁判、夫に軍配
 去る2月26日、エホバの証人の夫婦の間で起こされた慰謝料請求控訴事件に対する東京高裁の判決が言い渡されました。それは一審を支持し、エホバの証人だった妻が非信者の夫に慰謝料20万円を支払えというものでした。この夫婦は今回の裁判の前に離婚の請求と親権の主張を巡って争っており、2002年の7月に既にその決着がついていましたが(裁判所は離婚を認め、親権は父親にあるとした)、夫側は、自分たちが離婚に至ったのはエホバの証人である妻が、社会的常識を逸脱した教育や生活を子供たちに強要していたこと、鞭による虐待をし続けたことなどにあるとして、再度妻を訴えたのです。今回の判決は、夫の言い分を認めただけでなく、エホバの証人の信仰に問題があることを認めたものです。この点は、草刈裁判(エホバの証人の救出カウンセラーである草刈定雄牧師が、夫と共謀して自分を監禁したとして、エホバの証人の女性が損害賠償を求めた裁判)においても、認められています。

■ 悔い改めが進む『東京キリストの教会』
 教会に通っているクリスチャンに働きかけて、「真の弟子ではない」との理由で再洗礼に導き、急成長を遂げた『東京キリストの教会』。10数年で1000人を越える群れに膨れ上がったこのグループは、アメリカの『ボストン・ムーブメント』(創立者:キップ・マッキーン氏が)にルーツを持っています。際立った特徴として、極端なディサイプルシップ(弟子訓練)があります。一人一人の会員が上司役を務める「弟子養成者」(「ディサイプラー」と呼ばれる)に報告・連絡・相談することが義務づけられるシステムです。教会生活ばかりか、日常のあらゆることに至るまで、「ディサイプラー」が決めることになっており、服従しない場合は、「あなたは我がままで、高慢だ」と非難されます。また、教会を離れようとする人がいると、「地獄に落ちる」と脅されることもありしたが、2001年の11月に、創立者のマッキーン氏が「私のリーダーシップのあり方に問題があった」と教会を辞任し、2003年の3月に、長老一同の名前でおわびの手紙が発表されました。更に、5月9日号の『クリスチャン新聞』によると、日本の組織内にも、教会のリーダーたちの中で悔い改めが起こり、大幅な軌道修正が行われつつあるそうです。ピラミッド型の上下関係で管理されていた「弟子訓練システム」が廃止され、「唯一教会」(「この教会に属さなければ救われない」)という発想も改められ、主流のキリスト教会の牧師から神学の基礎的な学びがなされている、ということです。このようなカルト化した教会の悔い改めは極めて珍しいもので、歓迎されるべきものですが、問題がすべて、解決されているとまでは言えないようです。問題の一つは、代々木八幡キリストの教会の財産の問題です。この教会は元々、単立の教会で、正統派のキリスト教会として存在していましたが、10数年前に、マッキーン氏が日本での活動を開始した際に、「礼拝以外の時間に集会を開きたいから、6カ月だけ教会を使わせてください」と教会に頼み込み、それが了解されました。ところが、6カ月後に、巧妙な政治的手段によって、マッキーン氏が古いメンバーを追い出した後、総会を開き、教会の土 地や建物をボストン・ムーブメントのもにしてしまったのです。その法的責任はどうなるのでしょうか。もう一つの問題点は、教会の律法主義、権威主義によって傷ついた信者たちのフォローアップです。精神病が発生し、未だに病人に通 っている人々が多い中で、どのような対応がなされるかが注目されています。

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