Cult News No.30

仏教系のカルトの動き
『教会がカルト化するとき』の続編、出版へ
在日外国人への伝道強化を図る、ものみの塔

 

■ 仏教系のカルトの動き
 最近、既成の仏教に属する住職から、「仏教系のカルト」として注目されている宗教団体があります。その一つは、日蓮正宗顕正会(富士大石寺・顕正会)です。顕正会(けんしょうかい)は元々、富士大石寺・日蓮正宗の一つの講でした。昭和17年に浅井甚兵衛(現会長、浅井昭衛の父)が妙光寺(東京都品川区)の信徒数名と共に「妙信講」を結成したのが始まりです。1969年頃から、彼は当時、日蓮正宗宗門が否定していた「国立戒壇」(日蓮正宗の国教化)を主張し始めました。昭和50年に「日蓮正宗顕正会」と名称を改め、その後、再度、名を改めて、今現在、「富士大石寺・顕正会」と称しています。さいたま市に本部を置いている当団体は、関東地方に信者が集中していますが、日本各地に会館を作ろうとしています。信者数は、30万人と推測されていますが、団体の発表では100万人で、その大半は、高校生のようです。最近、『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は滅びる』という本を500万部、出版し、布教活動に力を入れており、特に、高校生による伝道は活発化しています。

  同じクラスの友達をファミリーレストランに呼び、「顕正会は唯一絶対の正義だ。顕正会は全世界でただ一つの正法だ」と入会を迫ります。それを断わられると、今度は、「罰が出る」とか、「地獄に落ちる」と脅迫じみた言葉を使います。それでもなお応じない場合、暴行を加えたり、監禁したりすることもあります。また、入会した者に対して、「親は魔が入っているから邪魔する」と、家族との対立を煽ると共に、「奉仕活動」を強要します。高校生たちは、学校が終わると、会館に直行して、夜中まで勧誘活動を行います。朝も、学校に行く前にまず会館へ行って、様々な活動をするのですが、苛酷なスケジュールで疲れて、事故に会ったり、学校をやめなければならなくなる子供もいます。暴行事件、監禁など反社会的行為を全国で引き起こし、カルトとしてマスコミからも注目されている顕正会に対して、既成仏教の住職たちは、「警鐘を鳴らしてほしい」と、キリスト教会にも働きかけています。

■ 『教会がカルト化するとき』の続編、出版へ
 2年前に出版された、『教会がカルト化するとき』は、今も、キリスト教会に大きな波紋を呼んでいます。この本は、権威主義的な教会の問題点を指摘するものですが、傷ついている多くのクリスチャンのさらなるフローアップのために、この度、続編として、『健全な信仰、危険な信仰』(仮題)が年内に出版されることになりました。著者のウィリアム・ウッドは、実際にカウンセリングをした多くの方々の事例を交えながら、「信仰とは」、「献身とは」、「みこころとは」、「みことばとは」、「牧会とは」の問題を取り上げて、聖書的な信仰を説きます。既に原稿を読んだ牧師から、「素晴らしい内容だ。強烈なインパクトがある」との評価を受けています。

■ 在日外国人への伝道強化を図る、ものみの塔
 『わたしたちの王国宣教』の9月号によると、ものみの塔聖書冊子協会は、外国人に対するより効果 的な伝道を展開するために、言語訓練コースを開催したそうです。中国語、英語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語、タガログ語、韓国語で、合計30のクラスが設けられ、約700人のエホバの証人が訓練を受けています。また、授業の後、すぐに伝道に出掛けて、学んだばかりの言語を用いているのですが、「統治体の指導による」ことだとのことです。

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