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■ 信者少女に暴行で「聖神中央教会」の牧師逮捕
京都府八幡市に本部を置く宗教法人「聖神中央教会」代表・牧師の永田保容疑者が4月6日、信者の複数の女児に性的暴行を繰り返していたとして、逮捕されました。調べによると、永田牧師は数年前から、10代前半の少女たちを教会の牧師室や自宅に呼び出し、「牧師に聞き従う信仰があるかどうかを試す」などと言って、性的行為を強要。更に、「このことを誰にも言うな。言ったら地獄に堕ちる」と少女たちを脅迫し、口止めをしていましたが、昨年11月、少女たちが電子メールで慰め合っている内容を親が知り、被害が発覚しました。被害者たちの告訴は順次増える見通しで、今後は民事でも損害賠償を請求する以降です。
問題の永田牧師は1943年に大阪府泉南市生まれ。1982年に韓国に留学して神学を学び、大韓イエス教長老会総会神学校を卒業後、1986年より京都府で開拓伝道を開始し、1987年に宗教法人格を取得。その後、関西を中心に北陸、関東、東北、中国地方などに約20の教会、及び伝道所を開設し、その信者数が3000人にまでなったと言われています。その急激な成長の要因の一つは、「奇跡や癒し」の強調にあるようです。永田牧師の教理によると、「神を信じないで死んだ人間は汚れた霊となり、人にとりついて病気や事故を引き起こす。だから、悪霊を追い出しさえすれば、どんな問題でも解決できる」そうです。これは10数年前から異端視されている「べレア」という団体の教理であり、韓国の「聖楽教会」の牧師金其東(キム・キドン)が初めに唱えたものです。教団の信者数が急増した、もう一つの理由は、永田牧師の強力なマインド・コントロールの手法にあると言えましょう。自らを「神の代弁者」と称した永田牧師は、信者に絶対服従を強要し、「私に逆らう者は神に裁かれる」、「教会を離れたら地獄に堕ちる」などと、聖書の教えを捻じ曲げ、恐怖心を植えつけていました。この恐怖心のために、多くの信者は疑問を感じつつ、教団に踏みとどまっていましたが、少女たちに対して性的暴行が行われていたという情報が漏れるにつれて、脱会者が続出。本部教会での礼拝出席者数が500人から100人に減り、5の支部教会と7人の牧師が離脱しているとのことです。
「聖書神中央教会」で被害を被ったのは少女たちだけではありません。献金を強要された信者も多くいる模様です。月末になると、永田牧師は「今月もまったく献金が足りない」と講壇から語った後、個人的に「あなたも、もっと捧げられるでしょう」と信者に献金をアピール。そこで、信者が「お金がない」と言うと、「お金がないということは、信仰がないということだ」と言われる。罪責感を覚えた信者は、消費者金融から借りて献金をしますが、支払いが滞って困っている人が多い、というのです。更に、極端な教えにのめり込むことで、家庭崩壊を招くケースも報告されています。
今後の課題は、深い精神的な傷を受けた少女たちへのケア、また教会を脱会した人々に対するフォローアップです。更に、教会に残った人々の中に「教会を再生しよう」という動きも出てきています。七条キリスト教会の村上密牧師が既に、被害者の会を開いており、ジャン・ドウゲン宣教師(真理のみことば伝道教会関西支部代表)と共に、脱会者のカウンセリングに当たっています。また、教会再生を目指して、ウィリアム・ウッドが責任役員と学びをしています。
■ 『健全な信仰とカルト化した信仰』再販、『教会がカルト化するとき』4刷り出来
「聖神中央教会」の影響もあってか、ウィリアム・ウッド著の『教会がカルト化するとき』も、『健全な信仰とカルト化した信仰』も共に、増刷されることになりました。また、教会のカルト化問題に対する認識が高まる中で、JEA(日本福音同盟)の社会委員会より、ウィリアム・ウッドは声明文を書くように頼まれました。日本の教会がカルト化している原因を探り、悔い改めを促す内容になっています。2年前にも同じような声明文が理事会に提出されましたが、却下されています。
■ 元エホバの証人の集い
「第20回いたんだ葦の会」(元エホバの証人の自助グループ)は7月18日8(月)午前10時半より、埼玉県所沢市にあるカルト研究リハビリ・センターに於いて開催されます。テーマは『カルト脱会後の人間関係パート3」です。健全な人間関係を築くためにどうすればよいかを話し合います。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、ご連絡ください。
Cult News No.35
■信者少女に暴行で「聖神中央教会」の牧師逮捕
■『健全な信仰とカルト化した信仰』再販、『教会がカルト化するとき』4刷り出来
■元エホバの証人の集い
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