Cult News No.38

『第11回エホバの証人被害者全国集会』、札幌で開催
元エホバの証人の集い
統一協会の「合同結婚」で日本人女性6000人渡韓
『聖神中央教会』のその後

 

■ 『第11回エホバの証人被害者全国集会』、札幌で開催
 去る10月22日に、『第11回エホバの証人被害者全国集会』が札幌市で開催されました。エホバの証人の問題を明らかにすることと、被害者は一人ではないことを知っていただくために開かれている同集会は、今回の主講師として、マインド・コントロール研究所所長パスカル・ズィヴィー氏を迎えました。ズィヴィー氏は、『救出カウンセリングと不適切な介入』をテーマに、健全なカウンセリングと悪質なディプログラミング(逆洗脳)との区別を明らかにしました。「ディプログラミングの場合、家族はカルトに入っている本人を騙して、無理矢理にカウンセラーに会わせる。脱会させるためであれば、乱暴な方法も辞さない。そこで、本人は大きなトラウマ(傷)を受けてしまうため、社会復帰が難しい」とズィヴィー氏は指摘します。それに対して、正しい救出カウンセリングは、本人への説得が始まる前から、家族の入念な準備を促すものです。カルトとは何か、マインド・コントロールとは何か、本人は何を信じているか、どんな動機で入信したか、今どんな心理状態にあるか等の情報を集めて、家族が十分な勉強をするように指導します。更に、家族の中に、直すべき問題がないかどうかを反省させます。最後に、ズィヴィー氏は、救出後のリハビリの必要性を説明すると共に、カウンセラーは決してキリスト教への改心を強要すべきではないことを強調しました。ズィヴィー氏に続いて、二人の元エホバの証人2世の体験談がありました。「小さい時から無理矢理に集会に連れて行かれたが、その集会が大嫌いで、つまらなかった。しかし、反抗すると懲らしめられる(泣き止むまで叩かれる)。それはただ身体的な虐待だけでなく、精神的な虐待でもあった。結局、親の前では模範的なエホバの証人を演技していたが、学校ではエホバの証人であることを隠して、二重生活を送っていた。」様々な話によって、2世の苦闘が浮き彫りにされました。また、脱会後に2世が抱える独特の悩みも明かされました。1世の場合は、組織を離れても、入信する前の元の自分に戻ることができますが、2世は「元の自分」がいないために、アイデンティティーの問題で苦しみます。自分がどんな人間なのか、どんな才能を持っているか、どんな考えをもって生活すれば良いか等の回答を見つけるのに、相当な時間が必要です。また、1世は家族の支えが得られますが、2世は「背教者」、「裏切り者」、「サタン」と見なされて、家族から断絶されます。元エホバの証人、被害者家族、牧師や一般の信徒など、40人ほどの参加者は、エホバの証人問題の深刻さ、及び、複雑さについて改めて認識させられたのでした。


■ 元エホバの証人の集い
 『第22回いたんだ葦の会』は11月28日(月)午前10時半より、埼玉県所沢市にあるカルト研究リハビリ・センターにおいて開催されます。テーマは、「カルト脱会後の人間関係パート5」です。健全な人間関係に不可欠な「バウンダリーズ」の原則について学んだり、話し合ったりします。この頃、元エホバの証人だけでなく、カルト化したキリスト教会から脱会された方々も見えています。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、ご連絡ください。

■ 統一協会の「合同結婚」で日本人女性6000人渡韓
 10月16日付の『クリスチャン新聞』の報告によると、統一協会の合同結婚式によって、韓国人男性と結婚し、渡韓した日本人女性の数が6000人にも上るそうです。また、驚いたことに、相手の韓国人男性の多くは統一協会員ではなく、結婚相手の見つからない農村の男性や、何らかの問題を抱えている男性を、日本人女性との結婚をおとりに集めたケースがあるといいます。結果的に、過酷な労働をさせられた女性たちは、自殺に追い込まれたり、事故で大怪我をする例も報告されています。こうした哀れな女性たちの救出に、日韓教会の相互協力が不可欠であるとして、来年1月18−19日に『統一協会問題についての日韓教会フォーラム』がソウル市内で開かれることになりました。日本から、統一協会問題キリスト教連絡会に加盟している各教派の代表、及び、被害者家族や被害救済に取り組んでいる弁護士を含めて、約30人が参加する予定です。韓国の教会関係者に日本の被害の実情を知らせると共に、今後、どのような相互協力ができるかを模索するとしています。更に、『クリスチャン新聞』は、教祖の文鮮明の最近の動きについて、「在日韓国朝鮮人団体である民団と朝鮮総連を4年間で統一すると豪語し」ていると述べています。また、同教祖は、依然として、壷や本などを法外な値段で販売しており、「ヨンピョンのリゾート施設を手に入れたり、ピョンヤンに『世界平和センター』と称して会議室を保有、ソウル市のヨイド地区に1万坪以上の土地を確保して60階建ての超高層ビル建設を計画する」等、かなりの経済力を維持しているとのことです。

■ 『聖神中央教会』のその後
 半年前に、永田保牧師が逮捕されて以来、『聖神中央教会』からの脱会者が続出しています。残っているのは30人ほどの忠実な信者たちだけです。9月に教会の土地が売却されて、建物の解体工事も進められていましたが、今はもう、跡形もなくなっています。傷ついた脱会者のために、ウィリアム・ウッドは月に2回、京都で集会を開いています。先日の集会の後、一人の兄弟が、「私たちは聖書のみことばによって、少しずつ、元気になっていきますね」と感想を述べてくれました。また、ジャン・ドウゲン師も毎週、木曜日と日曜日の夜、礼拝と聖書研究会を導いており、30人ほどの元信者が参加しています。この集いは、11月から、ドウゲン師を牧師として迎え、『京都ニューライフ・キリスト教会』としてスタートする予定です。

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