30年前に宣教師として来日した時、私はカルト問題と関係のある働きをすることになるとは、夢にも思いませんでした。一般 的な伝道活動に励むつもりでしたが、結婚したばかりの妻と新居を構えた1980年の5月に、エホバの証人の婦人の訪問を受けました。初めは家の玄関先で10分間の立ち話をしただけですが、やがて、その方が毎週のように来られるようになって、その都度、上がっていただいて、ものみの塔の教理について話し合いました。エホバの証人の話を聞いたり、彼らの出版物を読んだりしているうちに、二つのことを考えました。一つは、彼らに聖書の本当の教えを伝えてあげなければならない、ということ、そして、もう一つは、この集団は日本の社会に大変な悪影響を及ぼすだろう、ということです。
 その後、ものみの塔やその他のカルトに関する研究を続け、1983年に『エホバの証人とキリストの証人』、1985年に『モルモン教とキリスト教』という本を出版しました。本の反響に応えて、日本各地のキリスト教会で講演会を開いたり、本を通 して救われた方々のフォローアップをしたりしました。また、カルトの問題で悩んでいる被害者家族の相談も受けるようになったのです。1988年に、ついに一つの決断を迫られました。このまま教会中心の伝道活動を続けるか、カルト問題で困っている方々を助けるために献身するか、という決断でした。しばらく考えて、神の導きを求めた末、後者の道を選びました。小さな始まりでしたが、徐々に協力者が与えられて、今現在、5カ所に支部を設けています(北海道、埼玉 、静岡、大阪、岡山)。また、東北、北陸、四国、九州の牧師、及び一般の信徒・元エホバの証人の協力を得ながら、救出活動を行なっています。
真理のみことばをまっすぐに説き明かしつつ、私たちは異端の教えによって惑わされた人々を救いに導くために、また、カルト教団で傷つけられた人々を癒すために、以下のビジョンを掲げています。

1)カルト研究リハビリ・センターの運営
2002年1月に埼玉県所沢市に建設されたセンターで、救出カウンセリング、リハビリ・カウンセリング、被害者家族へのカウンセリング、元カルト信者のための自助グループの開催、セミナーの開催。

2)キリスト教会のカルト化問題に対する働き
日本のキリスト教会に蔓延する間違った権威主義についての警鐘、カルト化した教会の再生のための援助、傷ついたクリスチャンのリハビリ。

3)カルト問題に関する情報の伝達
本の出版、カルト予防トラクトの印刷、ニュースレターの発行、ビデオの作成及び販売。

4)講演活動
日本国内、及び、海外でカルト問題セミナーの開催。

5) マスコミに対する啓蒙活動
カルト化した宗教団体と健全なキリスト教との違いを明らかにするために、積極的に取材への応答、情報提供。

 以上のビジョンの実現のために、多くの方々の祈りと経済的な支援が必要です。私たちのビジョンに賛同し、この働きに協力してくださる方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、ご連絡ください。
 今後、定期的にこの働きを援助してくださる協力会員を募集しています。年会費は1口3000円です(何口でも可)。協力会員には、次の特典があります。

 ◎ウィリアム・ウッド著の本、及び真理のみことば伝道協会発行のトラクトや小冊子の1割引提供
 ◎センターの図書室の無料提供
 ◎カルト問題に関する資料のコピーを無料提供
 ◎ 『真理』(年に6回発行されるニュースレター)を無料提供

「すると、どういうことになりますか。つまり、見せかけであろうとも、真実であろうとも、あらゆるしかたで、キリストが宣べ伝えられているのであって、このことを私は喜んでいます。そうです、今からも喜ぶことでしょう。というわけは、あなたがたの祈りとイエス・キリストの御霊の助けによって、このことが私の救いとなることを私は知っているからです。それは、私がどういうばあいにも恥じることなく、いつものように今も大胆に語って、生きるにしても、死ぬにしても、私の身によってキリストのすばらしさが現わされることを求める私の切なる願いと望みにかなっているのです」(ピリピ1・18−20)。

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